「チリメンジャコ」ってよく見たらイワシ以外の魚が入っていることがありませんか?私はその存在を聞くまで気づきもしてなかったのですが、気づいてしまうとついイワシ以外を探してしまうようになりました。
こんなことをしようと思ったのも、実は夫の本棚がきっかけ。「チリメンモンスターを探せ」という本を持っていたのです。
チリメンモンスター!なんてすごいネーミングなんだと興味津々の私。そういえば夫の職場のイベントで名前を聞いたことがあったような…。なんだかレクチャーを受けたことがあってとか言っていたような…。
特売のチリメンジャコをみつけた私は早速購入。きちんと選別されたものが多い中で、この特売のチリメンジャコは混ざりものが見えています。家に持ち帰りわくわくしながら選別がはじまりました。
チリメンモンスターってなに?
チリメンモンスターはチリメンジャコにまぎれている小さな生きものたちのこと。大阪のきしわだ自然資料館ではじまったイベントからきたそうです。
我が家にもあった「チリメンモンスターをさがせ!」の本にもきしわだ自然資料館の名前があります。この本がほんとうにおもしろい。手元にチリメンジャコがあってもなくても、これぜったい家族で盛り上がる本です。
「ウォーリーを探せ」が子供の頃流行ったのですが、完全にあの気分です。本だけでもチリモン探しができちゃうのです。手元にチリメンジャコがあれば図鑑にもなります。すごい楽しい!
いざ観察スタート!けど名前は覚えられない…

スマホで拡大しつつピンセットでつまんでじっくり見てみます。乾燥しているからか、崩れやすいものもあります。これは断然ピンセットがおすすめ。本には虫めがねもってあったけれど残念ながら家になかった。
それでもスマホで拡大したら細かいところもある程度までは見えました。分けていたら横から夫が「これは○○じゃない?」と言います。
さすがすぐ出てくる。水族館でも、川や池でもだいたいすぐに「○○だと思う」と名前が出てくる&ついでに説明つきだったりするのでとってもわかりやすい。
…しかし私は何度も同じことを聞いてしまいます。メガロパってなに?今まで聞いたことがない単語なんだけれど。
夫は観察だけ、私は食べる係です
夫はアレルギーでチリメンジャコが食べられないので観察だけで食べるのは私。楽しく観察した後で食べるチリメンジャコの味はなんだか複雑です。
ここで「命と食」についてちょっとだけ考える時間になりました。
夏休みの自由研究にもぴったり!
おうちで簡単にできるのに、何がでてくるか分からないところは夏休みの自由研究などにもぴったりではないでしょうか。ふだんどんなところにいるとか、大人になったらどんな姿だろうとか調べてみたいことがたくさん出てきそうです。
場所によっても採れる生きものが違ったりするんでしょうか?
この観察に必要なのは、
です。簡単に準備できるものばかりではないでしょうか?強いて言うなら混じり物がありそうなチリメンジャコが一番探さないといけないかも。
観察と食の境界線で
身近なチリメンジャコから広がる海の世界はとてもおもしろい入り口です。「食べ物の中の小さな生きもの」に出会った日となりました。
私の興味の外にあった出来事を興味あることに変えるのは、まったく違うことをしてきた夫の得意技。
意識しないと気がつかないことは、生活の中にもっといろいろとあるんだろうなと思います。今度は何に出会うのかな?と思うとわくわくします。
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